こんにちは、アメリカ・ケンタッキー州で駐在しているタッカーです。
アメリカ駐在生活が始まって、最初に頭を抱えたことの1つがこの車選びでした。
車社会のアメリカで車選びに失敗しないためにも、この記事では新車・中古車購入とリースした場合のメリット・デメリットを紹介いたします。
人によっては旅行に行くときも飛行機を使わず、車で10時間移動するなんてあたりまえ。そんなアメリカでのドライブを快適にするためにも車選びの参考になれば幸いです。
まずは車種を決めよう
車選びが始まったらまずは車種を決めましょう。
せっかくアメリカに行くのだからアメ車にしよう。
日本で乗り慣れているし品質も良い日本車がいいな。
憧れのピックアップトラックに乗ってみたい。
帰任時のリセールバリューも気にして、、、と考えをいろいろ巡らせていると思います。
ただ、ここで1点注意すべきことがあります。
それは、、、新車であったとしても展示車からしか選べないということです。
そのため、乗りたい車種が決まったら自分の条件とあった車がcars.com
や各カーディーラーのwebサイト上に掲載されているか確認しましょう。
参考までに、我が家ではアメリカ製SUVと日本製ハッチバック車の2台を所有しています。
新車を購入する
車を買うなら新車がいいと思う方も多いのではないでしょうか?
前述したように展示車販売のため自分好みの仕様にカスタマイズはできませんが、予算に余裕がある方は新車の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
正規カーディーラーから買う
新車を購入する場合、基本的にはお住まいの地域にある正規カーディーラーから購入することになります。
ただ、アメリカに来て間もない赴任初期だと購入方法は現金かチェック(銀行発行)での一括払いしかできないことがほとんどです。
赴任当初というのはクレジットヒストリー構築されておらず、ローンを組んだとしても今後支払えるだけの経済力があるのか銀行側から判断することができないためです。
そのため高額な出費を抑えたいという方には向かない選択肢となります。
メリット | デメリット |
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・最新機能が搭載された新車に乗れる ・メーカー保証期間が長い ・人気車種ならある程度品ぞろえが良い | ・初期費用が高額 ・2,3年後にリセールバリューが落ちる |
中古車を購入する
続いて中古車を購入する場合では、複数のパターンが考えられます。
また、中古を買う場合は市場価値との乖離がないかKelley Blue Book
などの査定サイトで確認することをおススメします。
前任者・帰国予定者から買い取る(個人売買)
駐在前任者から買い取るパターンが割と多いのではないでしょうか。
私が所有している車のうちの1台もこのパターンでした。
車種が限定されてしまう代わりに、どんな人にどんな風に使われてきたのか確認することができます。
また、人によっては支払い方法を柔軟に対応してもらえるため、赴任直後のお金が必要になる時期には助けになるでしょう。
メリット | デメリット |
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・今までの所有者と話ができる ・支払方法に融通が利く場合がある | ・車種を選ぶことができない ・整備がいきわたっていない可能性がある |
中古車販売店から買う
中古車販売店や正規カーディーラーで取り扱っている中古車です。
アメリカでは中古車になってからの価格落ちが少なく、走行距離が10万マイルや20万マイルの車でも高値で売買されています。
また、アメリカで売られている車にはVIN(Vehicle Identification Number)という識別番号が割り振られています。
このVINにはその車の修理履歴や今まで何人に所有されてきたかなど様々な情報が紐づいているため、購入を決める前に確認しましょう。
販売店に依頼すればたいていの場合は提示してくれます。
メリット | デメリット |
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・選べる車種の幅が広がる ・初期費用が抑えられる ・リセールバリューが極端に落ちない | ・車体に使用傷がある ・新車よりも修理回数が増える |
レンタカー会社から買う
アメリカにもレンタカー会社がいくつもあり、そのレンタカー会社からレンタルではなく車を購入することもできます。
旅行に行った先でレンタカーを借りると”Read me”や”Buy me”といった文字とともにQRコードが貼られており、そこから価格を確認することもできます。
ほとんどの場合は旅行者によって使用されているため、年式は新しくとも走行距離が長いことがあります。
メリット | デメリット |
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・選べる車種の幅が広がる ・初期費用が抑えられる ・リセールバリューが極端に落ちない | ・車体に使用傷がある ・通常の中古車よりも走行距離が長い ・新車よりも修理回数が増える |
リースする
最後は新車をリースする場合です。
正規カーディーラーからリースする
日本と同様にアメリカでも車をリースすることは一般的です。
赴任初期としては最も初期費用が抑えられます。
月々のリース価格は契約時に支払う頭金(Down Payment)やクレジットスコアによって変わります。(契約後にクレジットスコアが良くなっても月々の金額は変わりません。)
リース期間は3年が目安で、リース期間が終わるころに今までリースしていた車をそのまま購入するか、リース契約を終了するかの選択ができます。
メリット | デメリット |
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・初期費用が抑えられる ・最新機能が搭載された新車に乗れる ・メーカーの整備を無料で受けられる | ・トータルで換算すると出費が最も多い |
まとめ
初期費用やリセールバリューを考えるのであれば、やはり中古車やリースがおすすめです。
せっかくのアメリカ駐在ですので、ぜひ好きな車に乗って駐在ライフを楽しんでください。
車選びの参考になれば幸いです。